倒産を恐れない。(佐藤一斎『言志四録』録132)

「聖人は死に安んじ、賢人は死を分とし、常人は死を畏る。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志録第一三二条に書かれた言葉である。 意訳すると、聖人は死は安らぎと捉え、賢人は死は自然の摂理であると理解していて、一般人は死というものを畏れながら生きているということ。 要するに、死なんて誰にでも訪れるものなのだから畏れても仕方ないよと佐藤一斎は言っている。 これを会社に当てはめてみると、会社の死とは倒産を表 […]

人々の心理がわからなければ経営はできない。(佐藤一斎『言志四録』耋252)

先日、若手経営者や起業家向けに勉強会を行った。 以前から道場生には「今までの時代は『破天荒』が経営者のアピールポイントになったが、これからの時代は『謙虚さ』などを表現した王道経営をしていかなければ極度なパッシングを受けるなど、まずいことが起きる。」と伝えていた。 すると、道場生が「実は今、あるネット上の有名人がものすごい勢いでSNSで叩かれています。おっしゃる通りのことが起きました。」とお話された […]

根本解決を図ろう。(佐藤一斎『言志四録』後119)

「弊を矯る(たむる)の説は、必ずまた弊を生ず。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志後録第119条に書かれた言葉である。 意訳すると、物事の「弊害」を矯正しようとして、かえってまた別の「弊害」が生じてしまうことを戒めている。そうならないためには根本解決を図ることである。 例えば、商売をしていて「売上が下がった」からといって、安易に「値下げキャンペーン」を行い、かえって経営を苦しめてしまうなど。 そも […]

宝は「今」にある。(佐藤一斎『言志四録』晩175)

「起業したいのですが何をしたらいいでしょうか?」 このような相談を受けることがよくある。 が、こういう人は起業してもうまくいかない。なぜか?理由は起業のヒントは常に「今」にあるからだ。 「今ある宝」に気づくことができない人が起業してもうまくいくわけがない。 佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第一七五条にこうある。 「心は現在なるを要す。事未だ来らざるに、むかう可からざる。事已に往けるに、追うべからざる […]

お年玉バラマキは戦術的に有効か?

ZOZOの前澤社長によるお年玉1億円バラマキが話題になっている。ニュース記事によるとこのキャンペーンで500万人のフォロワーを獲得したとのこと。RT(リツイート数)は世界でみてもトップ。ニュース記事では「大成功」と賞賛している。 (参考記事:『ZOZO前沢社長、SNSで1億円バラマキ 転載世界新』 ) しかしながら反響も様々で、「良いことだ」と言う人もいれば、批判する人もいた。果たして、経営者とし […]

「恥」から成功は始まる。(佐藤一斎『言志四録』録7)

「立志の功は、恥を知るを以って要と為す。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志録第七条に書かれた言葉である。 訳文は以下の通り。 「志を立てて実績をあげるには、恥を知ることが肝要である。」 (訳文は講談社学術文庫の川上正光氏のものを引用しています) 要するに、実績をあげるには「恥」から始まりますよということ。 例えば、ゴルフを始めようした場合、最初は下手でたくさん恥をかくだろう。笑われることもある。 […]

発憤せよ。(佐藤一斎『言志四録』録5)

「憤の一字は、これ進学の機関なり。舜何人ぞや、われ何人ぞやとは、まさにこれ憤なり。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志録第五条に書かれた言葉である。 訳文は以下の通り。 「発憤するの一字は、学問に進むための最も必要な道具である。 かの顔淵が「舜(中国の古伝説上の聖人であり五帝の一人)も自分も同じ人間ではないか」といったことは、まさに憤ということである。」 (訳文は講談社学術文庫の川上正光氏のものを […]

学ぶことを止めてはならない。(佐藤一斎『言志四録』晩録60)

「少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。 壮にして学べば、則ち老いて衰えず。 老いて学べば、則ち死して朽ちず。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第六○条に書かれた言葉。 佐藤一斎の言志四録といえば、この言葉をまず思い浮かべるぐらい有名な言葉である。 意訳をすると「少年の時に学べば壮年になってから役に立つ。壮年の時に学べば老年なっても衰えない。老年になっても学んでおけば、死んでも果てない。 […]

名誉や利益を私物化してはいけない。(佐藤一斎『言志四録』後録122)

「名利は、もと悪しき物にあらず。ただ己私のわずらわす所となるべからず。 これを愛好すといえども、また自ずから格好の中を得るところあり。 すなわち天理の当然なり。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志後録第一二二条に書かれた言葉である。 意訳すると以下の通り。 「名誉や利益はもともと悪いものではない。 ただ、これを私物化してはならない。 これを愛し好むといっても、自分に適した中ぐらいを得るのがよい。 […]

人にはそれぞれ役割がある。(佐藤一斎『言志四録』言志録95)

人に優劣をつけると人生不幸になってしまう。なぜなら、「優」を取り続けなければならないからだ。 しかし、自然が生んだものに無駄なものが一つでもあるだろうか。自然が生んだものは皆理由があり、それぞれが役割を担っている。 だから、優劣などないのだ。 佐藤一斎『言志四録』の言志録第九十五条に「耳・目・口・鼻・四肢・百骸、各々その職を守りてもって心に聴く。これ地の天に順うなり。」とある。 訳文は「耳、目、口 […]

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