毎朝毎夕「死」を意識すると「自由」になれる。

『毎朝毎夕、改めては死に改めては死に、常住死身になりて居る時は、武道に自由を得、一生越度(おちど)なく、家職を仕果たすべきなり。』 これは『葉隠』に書かれた言葉である。 意訳すると、以下の通り。 「毎朝毎夕に「死」を考えると、一瞬一瞬が本気で生きられ、何事も本気で打ち込めるようになる。 そして、「自由」な気持ちになり、仕事本分でも成果が出るようになる。」 ということ。 これは経営でも同じ。 毎朝毎 […]

才能という剣は諸刃の剣。

本日のテーマはこちら。 『才は剣のごとし』 これは佐藤一斎『言志四録(録64)』に書かれた言葉である。 意訳すると、 「才能は剣のようなもの。良く使えば、身を守る強力な武器になるが、他人を攻撃するために使えば、悪い武器になる」 ということ。 これは経営でも同じ。 例えば、強力なマーケティングスキルは、良い商品を売るために使うなら、素晴らしい経営になる。 が、粗悪な商品を売るために使えば、邪悪な経営 […]

尺蠖(せきかく)の屈するは、以って信(の)びんことを求むるなり。(易経)

尺蠖(せきかく)の屈するは、以って信(の)びんことを求むるなり。 これは「易経」に書かれている言葉である。 意訳すると「尺取虫が体を屈折するのは、伸びるためである」ということ。 尺取虫が身を縮めるのは一見すると苦しそうに見える。 が、それは、伸びて前進するための前段階である。 これは経営や人生でも同じ。 逆境やピンチなどは、伸びて前進するための前段階であるということ。 だから、何らかピンチや苦しい […]

「見せ方」に騙されない。(宮本武蔵『五輪書』兵法の道といふ事)

「世の中をみるに、諸芸をうり物にしたて、我が身をうり物のやうに、諸道具につけても、うり物にこしらゆる心、花実の二つにして、花よりもものすくなき所なり。(宮本武蔵『五輪書』兵法の道といふ事より引用)」 意訳すると、当時、剣術が少しばかりできるからといって、「派手に演出」して物を売ったり、剣術ノウハウを教えてお金をもらう人たちがいた。 彼らは、実際は「見せ方」が上手なのであって、実力はなかった。 そう […]

書を残して楽しもう。(佐藤一斎『言志四録』耋231)

古の賢者、志を当時に得ざれば、書を著して自ら楽しみ、かつこれを後に遺しき。 (佐藤一斎『言志四録』耋231) 昔の賢者は、その時代において、活躍する場があまりなかった場合はどうしたか? 書を残すことで人生を楽しんだとのこと。 これは起業家や経営者でもあてはまる。 自分だけが成功して満足するのではなく、後世にそれを実現するにいたった考え方や方法論はぜひ残しておくべきである。 なぜ、ユダヤ人は活躍しや […]

【報告】2/23渋沢栄一『論語と算盤』勉強会

昨日は『論語と算盤(渋沢栄一著書)』を元に、主催しているベンチャー起業家・経営者のための塾(創伝塾)の勉強会を六本木にて開催しました。 渋沢栄一といえば「日本資本主義の父」。生涯携わった企業数は約500社。明治以降の日本の資本主義の礎を作った偉大なる実業家。この数字は恐るべきもので起業家としては足を向けて寝れないほどの神のような存在です。野球少年にとって王貞治の868本塁打が驚異的であるような。 […]

耳の痛い意見ほど価値がある。(佐藤一斎『言志四録』晩55)

独得の見は私に似たり。 人其のにわかに至るを驚く。 平凡の議は公に似たり。 世其のなれ聞くに安んず。 およそ人の言を聴くには、よろしく虚懐にして之をむかうべし。 いやしくもなれ聞くに安んずるなくば可なり。 (佐藤一斎『言志四録』晩55) 人というのは、どうしても聞きやすい話ばかりを聞いてしまう。耳障りの良い話など。 しかし、人生を大きく変えるような肝心な話は耳が痛いものである。 特に創業社長になる […]

情報発信には気を付けよう。(佐藤一斎『言志四録』晩52)

文詞は以て其の人と為りを見る可し。 いわんやまた後に留貽(りゅうい)するをや。 よろしく修辞立誠を以て眼目と為すべし。 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第五二条に書かれた言葉である。 意訳すると、文章には人柄が出る。しかも後世に残るものだから誠をもって言葉を有効活用すべしであるということ。 最近、SNSやブログなど、情報発信しやすい環境が日に日に進歩している。誰もが容易に自分の意見を述べやすい […]

志は大きく、着手は小さく。(佐藤一斎『言志四録』耊27)

学者は、志大にして、工夫は則ち皆小ならんことを要す。 小は事においては始と為り、物においては機と為る。 易に云う「復は小にして物をわきまう」とは、是れなり。 これは佐藤一斎『言志四録』の言志耊録第二七条に書かれた言葉である。 意訳すると、学者は志は大きく持って、工夫することは細かい事に目を向けよということ。 小さいことも積み重ねると大きく成功できる。逆に小さなことに目を瞑るとそれが巡り巡って大きな […]

仏と鬼のマネジメント、どちらが正解か?(佐藤一斎『言志四録』後12)

「誘掖(ゆうえき)して之を導くは、教えの常なり。 警戒して之をさとすは、教の時なり。 躬行(きゅうこう)して以て之を率いるは、教の本なり。 言わずして之を化するは、教えの神なり。 抑えて之を揚げ、激して之を進むるは、教の権にして変なるなり。 教もまた術多し。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志後録第十二条に書かれた言葉である。 意訳すると、教え方には様々ある。それは、邪道に入ることを戒めたり、自ら […]

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