佐藤一斎

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学ぶことを止めてはならない。(佐藤一斎『言志四録』晩録60)

「少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。 壮にして学べば、則ち老いて衰えず。 老いて学べば、則ち死して朽ちず。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第六○条に書かれた言葉。 佐藤一斎の言志四録といえば、この言葉をまず思い浮かべるぐらい有名な言葉である。 意訳をすると「少年の時に学べば壮年になってから役に立つ。壮年の時に学べば老年なっても衰えない。老年になっても学んでおけば、死んでも果てない。 […]

名誉や利益を私物化してはいけない。(佐藤一斎『言志四録』後録122)

「名利は、もと悪しき物にあらず。ただ己私のわずらわす所となるべからず。 これを愛好すといえども、また自ずから格好の中を得るところあり。 すなわち天理の当然なり。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志後録第一二二条に書かれた言葉である。 意訳すると以下の通り。 「名誉や利益はもともと悪いものではない。 ただ、これを私物化してはならない。 これを愛し好むといっても、自分に適した中ぐらいを得るのがよい。 […]

人にはそれぞれ役割がある。(佐藤一斎『言志四録』言志録95)

人に優劣をつけると人生不幸になってしまう。なぜなら、「優」を取り続けなければならないからだ。 しかし、自然が生んだものに無駄なものが一つでもあるだろうか。自然が生んだものは皆理由があり、それぞれが役割を担っている。 だから、優劣などないのだ。 佐藤一斎『言志四録』の言志録第九十五条に「耳・目・口・鼻・四肢・百骸、各々その職を守りてもって心に聴く。これ地の天に順うなり。」とある。 訳文は「耳、目、口 […]

儲けたければ「一業」に絞る。(佐藤一斎『言志四録』言志録219)

「一物を多くすればここに一事を多くし、一事を多くすればここに一塁(いちるい)を多くす。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志録第二一九条に書かれた言葉である。 現代語訳にすると以下の通り。 「物が一つ増えると、やることが一つ増え、やることが一つ増えると、わずらわしいことが一つ増える。」   例えば、便利だからといって、新たに家電製品を買い足したとする。その家電製品の使い方を覚えなければなら […]

儲け続けたければ門構えを大げさに飾らない。(佐藤一斎『言志四録』言志後録118)

「門面を装うことなかれ。」とは、佐藤一斎『言志四録』の言志後録第一一八条に書かれた言葉である。 どのような意味か?簡単に説明すると、「門構えを大げさに飾るな」ということ。 これは商売でも全く同様で「門構え」を飾ることは多々のデメリットがある。 門構えとは、門や玄関、看板など。現代であれば、ウェブサイトなども当てはまるだろう。   門構えを大げさに飾るデメリットとは何かというと、いざ、お客 […]

時間は「未来」から「過去」に流れている。

「昨の非を悔ゆる者はこれあり、今の過ちを改むる者はすくなし。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志録第四十三条に書かれた言葉である。 現代語訳にすると以下の通り。 「過去の過ちを悔いる人はいるが、今やっている過ちを改める者は少ない。」ということ。 短いメッセージながら深く考えさせられる一文である。 特に興味深いのは「時の流れ」について。時間というのは、一般的には「過去」「現在」「未来」と流れていくよ […]

「守り」を意識して起業する。

「創業、守成の称は、開国、継世をはん言するのみ。その実はすなわち創業の内に守成有り、守成の中に創業あり。ただよく守成す、これをもって創業す。ただよく創業す、これをもって守成す。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第一二八条に書かれた言葉である。 現代語訳にすると以下の通り。 「創業(業を始める、国を創る)と、守成(創業者の後を守ること)とは、一般的に国を開くということと、世を継いでいくことをい […]

自然の摂理に従った経営をする。(佐藤一斎『言志四録』録17)

「静に造花の跡を観るに、みなその事なき所に行われる。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志録第十七条に書かれた言葉である。 現代語訳にすると以下の通り。 「心静かにして、草花を観ていると、無理なく自然に行われている事がわかる。」 要するに、草花などの自然を観察していると、自然体で無理をしないからこそよく育っている事がわかるということ。 これは商売でもまったく同じ。 無理をすると途端に商売が立ちいかな […]

新規事業や独立起業は己を頼るべし。

「士は独立自信を貴ぶ。熱により炎につくの念起こすべからず。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志録第一二一条に書かれている言葉である。 現代語に訳すと以下の通り。 「立派な人は他人に頼らず自信を持って行動することを尊重する。権力者や金持ちにこびてはならない。」 これは商売人や起業家にとって非常に含蓄のある言葉。 例えば、新規事業立ち上げ時や独立起業時に、「営業」や「広告」を他人に任せる人がいるがこれ […]

心の支柱になるものを一つ持つ。

「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ。ただ一燈を頼め。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第十三条にある言葉。 現代語訳にすると以下の通り。 「一つの提灯を持って暗い夜道を行けば憂うことはない。ただその一つの提灯を頼りにせよ。」と。 暗い夜道を歩く場合、何も灯がなければ心細い。が、一つでも灯を持っていれば、頼ることができる。 これは商売でも同様で、ただ闇雲に商売をやっていても儲かり […]

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