佐藤一斎

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歴史の裏に隠された「人間心理」を観る。(佐藤一斎『言志四録』録141)

歴史は人間心理を学ぶ宝庫である。ニュースや歴史などの裏側にある「人間心理」を読み解く力が身に付けば、組織作りやマーケティング、または投資活動などに存分に応用が可能だ。 「一部の歴史は、みな形せきを伝うけれども、しかも情実はあるいは伝わらず。 史を読む者は、すべからく形せきにつきて以て情実をたずね出すを要すべし。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志録第一四一条に書かれた言葉である。 意訳すると、歴史 […]

無能の知と無知の能。(佐藤一斎『言志四録』耋11)

「無能の知は、是れ瞑想にして、無知の能は是れ妄動なり。 学者宜しく仮景を認めて、以て真景となすことなかるべし。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志耋録第一一条に書かれた言葉である。 訳文は以下の通り。 「実行なくして、ただ知るだけでは、妄想であるし、智慧なくして行うのは妄動である。 学問をする者はよく心眼を開いて、かりの有様を見て、これを本当の物だと思ってはいけないぞ。」 (訳文は講談社学術文庫の […]

伝の伝と不伝の伝。(佐藤一斎『言志四録』晩23)

「此の学は、伝の伝有り。不伝の伝有り。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第二三条に書かれた言葉である。 意訳をすると、教えを伝えるには言葉で伝えられるものとそうでないものがあるということ。 例えば、私はピアノを習っているが、音符の読み方などは言葉で教えられる。が、肝心の弾き方は言葉では教わることができない。「暗黙知」と言い換えてもよいだろう。 また、同じ弾き方でも演奏する人によって、音楽はま […]

成功した後が危ない。(佐藤一斎『言志四録』後241)

「齢五十のころおい、閲歴日久しく、錬磨已多し。 聖人にありては知命と為し、常人においても、また政治の事に従う時候と為す。 しかるに世態習熟し、驕慢(きょうまん)を生じ易きを以て、則ちその晩節を失うもまたこの時候にあり。 慎まざるをべけんや。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志後録第二四一条に書かれた言葉である。 訳文は以下の通り。 「人も齢五十になると、経て来た年月も久しくなって、物事にみがきがか […]

倒産を恐れない。(佐藤一斎『言志四録』録132)

「聖人は死に安んじ、賢人は死を分とし、常人は死を畏る。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志録第一三二条に書かれた言葉である。 意訳すると、聖人は死は安らぎと捉え、賢人は死は自然の摂理であると理解していて、一般人は死というものを畏れながら生きているということ。 要するに、死なんて誰にでも訪れるものなのだから畏れても仕方ないよと佐藤一斎は言っている。 これを会社に当てはめてみると、会社の死とは倒産を表 […]

人々の心理を知る努力をしなければ経営はできない。(佐藤一斎『言志四録』耋252)

先日、若手経営者や起業家向けに勉強会を行った。 以前から道場生には「今までの時代は『破天荒』が経営者のアピールポイントになったが、これからの時代は『謙虚さ』などを表現した王道経営をしていかなければ極度なパッシングを受けるなど、まずいことが起きる。」と伝えていた。 すると、道場生が「実は今、あるネット上の有名人がものすごい勢いでSNSで叩かれています。おっしゃる通りのことが起きました。」とお話された […]

根本解決を図ろう。(佐藤一斎『言志四録』後119)

「弊を矯る(たむる)の説は、必ずまた弊を生ず。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志後録第119条に書かれた言葉である。 意訳すると、物事の「弊害」を矯正しようとして、かえってまた別の「弊害」が生じてしまうことを戒めている。そうならないためには根本解決を図ることである。 例えば、商売をしていて「売上が下がった」からといって、安易に「値下げキャンペーン」を行い、かえって経営を苦しめてしまうなど。 そも […]

宝は「今」にある。(佐藤一斎『言志四録』晩175)

「起業したいのですが何をしたらいいでしょうか?」 このような相談を受けることがよくある。 が、こういう人は起業してもうまくいかない。なぜか?理由は起業のヒントは常に「今」にあるからだ。 「今ある宝」に気づくことができない人が起業してもうまくいくわけがない。 佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第一七五条にこうある。 「心は現在なるを要す。事未だ来らざるに、むかう可からざる。事已に往けるに、追うべからざる […]

発憤せよ。(佐藤一斎『言志四録』録5)

「憤の一字は、これ進学の機関なり。舜何人ぞや、われ何人ぞやとは、まさにこれ憤なり。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志録第五条に書かれた言葉である。 訳文は以下の通り。 「発憤するの一字は、学問に進むための最も必要な道具である。 かの顔淵が「舜(中国の古伝説上の聖人であり五帝の一人)も自分も同じ人間ではないか」といったことは、まさに憤ということである。」 (訳文は講談社学術文庫の川上正光氏のものを […]

学ぶことを止めてはならない。(佐藤一斎『言志四録』晩録60)

「少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。 壮にして学べば、則ち老いて衰えず。 老いて学べば、則ち死して朽ちず。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第六○条に書かれた言葉。 佐藤一斎の言志四録といえば、この言葉をまず思い浮かべるぐらい有名な言葉である。 意訳をすると「少年の時に学べば壮年になってから役に立つ。壮年の時に学べば老年なっても衰えない。老年になっても学んでおけば、死んでも果てない。 […]

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