マネジメント

去る者は追わず、来る者はむしろ「追う」ように接する。

本日のテーマは、 「去る者は追わず、来る者はむしろ『追う』ように接する。」 です。 往く者は諫む(いさむ)べからず、来る者はなお追うべし。 これは論語に書かれた言葉である。 意訳すると、以下の通り。 去っていく者は追うべきではない。 来る者はむしろ追うように扱おう、という意味。 会社経営でも同じ。 去る社員やお客さんなどは追わない。 そして、会社に来たいと思っている人には、むしろ、こちらから追うか […]

社長は「専門家」になってはいけない。

本日お届けするテーマは、 「社長は専門家になってはいけない。」 です。 君子は器ならず。 これは論語に書かれた言葉である。 意訳すると、以下の通り。 器とは道具。 人に例えるなら「専門能力」のようなもの。 つまり、君子は専門能力を持ってはいけないということ。 なぜ? 君子は専門能力を磨くことに時間を使っている暇はない。 専門家を適材適所に配置し、統率することが仕事だからである。 これは経営者でも同 […]

経営者は舟。従業員は水。

本日お届けするテーマは、 『経営者は舟、従業員は水。』 です。 中国古典「荀子」には、 「君は舟なり、庶人は水なり。」 という句がある。 意訳すると、以下の通り。 君主は舟で民衆は水の関係。 水に浮いている舟が転覆するか安定するかは、水次第である。 水が安定していれば、舟も安定する。 水が荒れていれば、舟も揺らぐし、下手すると転覆してしまう。 だからこそ、舟、つまり、君主が安定していられるには、民 […]

仏と鬼のマネジメント、どちらが正解か?(佐藤一斎『言志四録』後12)

「誘掖(ゆうえき)して之を導くは、教えの常なり。 警戒して之をさとすは、教の時なり。 躬行(きゅうこう)して以て之を率いるは、教の本なり。 言わずして之を化するは、教えの神なり。 抑えて之を揚げ、激して之を進むるは、教の権にして変なるなり。 教もまた術多し。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志後録第十二条に書かれた言葉である。 意訳すると、教え方には様々ある。それは、邪道に入ることを戒めたり、自ら […]

社員が活躍できないのは社長の責任。(佐藤一斎『言志四録』晩17)

「濁水もまた水なり。一たび澄めば清水と為る。 客気もまた気なり。一たび転ずれば正気と為る。 逐客(ちっかく)の工夫は、ただ是れ克己のみ。ただ是れ復礼のみ。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第一七条に書かれた言葉である。 意訳すると、濁った水でも、水は水。一度澄みはじめるとみんな澄むようになる。 カラ元気も気である。それがある時、正しい気になるものだ。 そして、カラ元気を正気にする方法は、小さ […]

伝の伝と不伝の伝。(佐藤一斎『言志四録』晩23)

「此の学は、伝の伝有り。不伝の伝有り。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第二三条に書かれた言葉である。 意訳をすると、教えを伝えるには言葉で伝えられるものとそうでないものがあるということ。 例えば、私はピアノを習っているが、音符の読み方などは言葉で教えられる。が、肝心の弾き方は言葉では教わることができない。「暗黙知」と言い換えてもよいだろう。 また、同じ弾き方でも演奏する人によって、音楽はま […]

人にはそれぞれ役割がある。(佐藤一斎『言志四録』言志録95)

人に優劣をつけると人生不幸になってしまう。なぜなら、「優」を取り続けなければならないからだ。 しかし、自然が生んだものに無駄なものが一つでもあるだろうか。自然が生んだものは皆理由があり、それぞれが役割を担っている。 だから、優劣などないのだ。 佐藤一斎『言志四録』の言志録第九十五条に「耳・目・口・鼻・四肢・百骸、各々その職を守りてもって心に聴く。これ地の天に順うなり。」とある。 訳文は「耳、目、口 […]

愚者ベンチャーは「人」に「仕事」をつける。賢者ベンチャーは「仕事」に「人」をつける。

今回も創業ベンチャー社長向けに、経営ノウハウをお届けしていきます。 今日は、 『愚者ベンチャーは「人」に「仕事」をつける。 賢者ベンチャーは「仕事」に「人」をつける。』 というお話をします。   毎回ですが、守秘義務の関係上、業種や業界などはわからないように、あえてかなりぼかしています。ご容赦ください。 先日、このような相談をいただきました。 「作野さん、仕事が忙しくて忙しくてしょうがな […]