経営戦略

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「契約書」と「覚書」は同じものか?

先日、ある若手起業家から相談がありました。 「覚書って契約上、法的に有効なのでしょうか?」と。 会社経営をしていれば、必然、「契約書」と「覚書」なるものに遭遇します。 口約束でも契約は有効なのですが、後から「言った」「言わない」などの問題になることも多いので、文書で残しておくことは会社経営上、大切になってきます。 その際、「契約書」は重く、「覚書」はなんとなく軽いイメージがします。結果、ついつい、 […]

仏と鬼のマネジメント、どちらが正解か?(佐藤一斎『言志四録』後12)

「誘掖(ゆうえき)して之を導くは、教えの常なり。 警戒して之をさとすは、教の時なり。 躬行(きゅうこう)して以て之を率いるは、教の本なり。 言わずして之を化するは、教えの神なり。 抑えて之を揚げ、激して之を進むるは、教の権にして変なるなり。 教もまた術多し。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志後録第十二条に書かれた言葉である。 意訳すると、教え方には様々ある。それは、邪道に入ることを戒めたり、自ら […]

社員が活躍できないのは社長の責任。(佐藤一斎『言志四録』晩17)

「濁水もまた水なり。一たび澄めば清水と為る。 客気もまた気なり。一たび転ずれば正気と為る。 逐客(ちっかく)の工夫は、ただ是れ克己のみ。ただ是れ復礼のみ。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第一七条に書かれた言葉である。 意訳すると、濁った水でも、水は水。一度澄みはじめるとみんな澄むようになる。 カラ元気も気である。それがある時、正しい気になるものだ。 そして、カラ元気を正気にする方法は、小さ […]

伝の伝と不伝の伝。(佐藤一斎『言志四録』晩23)

「此の学は、伝の伝有り。不伝の伝有り。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第二三条に書かれた言葉である。 意訳をすると、教えを伝えるには言葉で伝えられるものとそうでないものがあるということ。 例えば、私はピアノを習っているが、音符の読み方などは言葉で教えられる。が、肝心の弾き方は言葉では教わることができない。「暗黙知」と言い換えてもよいだろう。 また、同じ弾き方でも演奏する人によって、音楽はま […]

お年玉バラマキは戦術的に有効か?

ZOZOの前澤社長によるお年玉1億円バラマキが話題になっている。ニュース記事によるとこのキャンペーンで500万人のフォロワーを獲得したとのこと。RT(リツイート数)は世界でみてもトップ。ニュース記事では「大成功」と賞賛している。 (参考記事:『ZOZO前沢社長、SNSで1億円バラマキ 転載世界新』 ) しかしながら反響も様々で、「良いことだ」と言う人もいれば、批判する人もいた。果たして、経営者とし […]

企業設立5期までは赤字でいい。儲けた利益は再投資して雪だるまのように膨らませていくべし。

昨日はベンチャー企業1件の経営コンサルティングを行った。 新しい期になり、前期の決算書ができたということで見せてもらった。 社長は営業利益や経常利益の赤字を気にしていた。 バランスシートの純資産の部の利益剰余金も減っている。 通常であればあまりよろしくないシグナルだ。   しかし、役員報酬を見ると、前々期より3〜4倍にアップしている。 どういうことか? 言い換えるなら、利益を会社に残さず […]

善管注意義務について。【取締役になる際の注意事項】

会社経営者やビジネスオーナーとして活躍していれば、他社の取締役へのお誘いが来ることはよくある。 1円株式など、会社を作ることが簡単になった昨今、複数会社の取締役になることは何ら不思議なことではない。 私自身、会社法上の取締役でいえば、6社の取締役をしている。   しかしながら、安易に他社の取締役になることはオススメしない。 なぜなら、取締役になるということは、会社法上の責任や義務が存在す […]

W杯最終予選、日本の意思決定は正しかったのか?勝手にMBA的戦略分析結果。

急いで作ったため雑でツッコミどころは色々とありますが、W杯予選最終戦で日本が取った打ち手をMBA的に分析してみました。 やはり、「そのまま(0-1)」の選択肢に分があったかなと思います。 ●定義(Denotes) 日本が予選2位通過の利得を100とする。 日本が予選1位通過の利得を120とする。 (理由は限界効用逓減理論により、2位の幸福度を100とした場合、1位はそれほど幸福度が上がらないと想定 […]

ビジネスチャンスに気付く人、気付かない人、そのちがいとは?『マーケット感覚を身につけよう(ちきりん著書・ダイヤモンド社)』読了。

良書を発見。 『マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法(ちきりん著書・ダイヤモンド社)』 起業や新規事業を成功させる人というのは、「何か野生の勘」ようなものを持っている。嗅覚と言ってもよいと思う。 ふつうの人が「チャンス」に見えないところにも、チャンスが見えてしまうわけだ。   例えば、今日、当塾でも紹介したのだが、こちら、なんと「 […]

『会社は「1人」で経営しなさい(山本憲明著書・明日香出版社)』感想。

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『社員ゼロ! 会社は「1人」で経営しなさい (アスカビジネス)(山本憲明著書・明日香出版社)』を読みました。一言でいうととても良書でした。 私自身、場所や時間にとらわれない「自由な人生」を得るには、「一人会社」「一人ビジネス」「一人社長」が望ましいと考えている人間です。 会社経営のスタイルは大きく分けて2通りあります。1つは「従業員をたくさん抱えて大きくしていく」スタイル。もう1つは「できるだけ従 […]

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