値下げが危険なカラクリ。

値下げが危険なカラクリ。

先日、ある経営者から「値下げ」の相談があった。

しかし、結論から言うと、「それは危険です。利益がゼロになってしまいますよ。」と申し上げた。

どういうことか?

 

仮に、その企業が10,000円の商品を販売しているとする。

そこから「1,000円値下げしたい!」とする。

10%のプライスダウンである。

 

「なあんだ。10%ぐらいならどうってことないじゃん!たくさん売れて売上が上がるなら万々歳!」と思ったら大変危険。

例えば、10,000円の商品の仕入れ5,000円を引いて、粗利益が50%だとする。

そこから、広告費や人件費などの販管費40%の4,000円がかかったとしよう。

 

さて、利益(営業利益)はいくらでしょうか?

10,000円-5,000円-4,000円=1,000円

計算すると利益は1,000円である。

 

ということは、もしも、1,000円の値下げをしたらどうなるだろうか?

9,000円−5,000円−4,000円=0円だから、

利益0円になる。

これが値下げの恐ろしさだ。

 

仮にたったの500円の値下げだったらどうだろう?

1,000円ー500円=500円

値下げ前の利益が1,000円。

値下げ後の利益が500円。

 

なんと、利益率50%ダウンだ。

たった500円の値下げをしただけなのに利益率は半分になってしまう。

値下げとは経営を大きく圧迫する非常に危険な発想だということを私たち経営者は忘れてはならない。

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