社長の心が自発的に踊る商品を扱うこと。

社長の心が自発的に踊る商品を扱うこと。

「学を為すには、人のこれを強うるをまたず。必ずや心に感興する所あってこれを為し、躬に持循する所あってこれを執り、心に和楽する所あってこれを成す。」

これは佐藤一斎『言志四録』の一つである『言志耊録』第三十七条に書かれた言葉である。現代語訳は以下の通り。

「学問は、人から強制されてするものではなく、必ず自発的にしなければならない。必ず心が興味を持つことをやり、この気持ちを持ち続け、楽しむことで成就するものだ。」

現代社会は故ドラッカーの言葉によれば「知識社会」である。物ではなく知識にこそ付加価値がつく時代。

例えば、ジャパネットたかたがなぜ売れるか?商品を「わかりやすく」説明しているからだ。要するに「知識」を付け加えることで「付加価値」をつけて販売しているということ。

このように、現代社会は物ではなく「知識」に付加価値がついている。知識を身につけるためには「学習」が必要である。

では、どうすれば学習が進むか?佐藤一斎『言志四録』によると「好きなことをやらなばならない」と言っている。なぜなら、好きなことでなければ学ぶ意欲を持ち続けることは困難だからだ。勉強は楽しいから続けられる。

そして、楽しんで学んだ結果、商品や業界、関連知識が増え、それが付加価値となり、商品が売れるようになっていく。

逆に、ただ単に「儲かりそうだから」という理由で商売を始めると、返って儲かりにくい。理由はその商品や業界などの勉強が著しく困難になるからだ。

例えば、興味もないのに「これからは高齢者が増えるから」という理由だけで介護関係のビジネスを安易に始めてしまったとする。これでは後々、不勉強のために頓挫してしまうだろう。

好きな商品を扱わなければ関連する知識を身につけようと思わない。結果として、その他大勢の商品やサービスとの差異がなくなり、売れない、儲からない。

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