愚者ベンチャーは絞り込みすぎて失敗する。賢者ベンチャーは適切に絞り込んで成功する。

愚者ベンチャーは絞り込みすぎて失敗する。賢者ベンチャーは適切に絞り込んで成功する。

今回も創業ベンチャー社長向けに、経営ノウハウをお届けしていきます。
今日は、
『愚者ベンチャーは絞り込みすぎて失敗する。賢者ベンチャーは適切に絞り込んで成功する。』
というテーマでお話をします。
 
先日、あるクライアントから興味深い質問がありました。
彼はとても賢く、適切なタイミングで、いつも重要なテーマの質問をしてきます。
どんな質問か?
守秘義務の関係上、業種や業界などはわからないように、あえてかなりぼかしています。ご容赦ください。
 
「現在、美容室を経営していて、『格闘技』ファンの獲得にフォーカスして、非常にうまくいっています。
店内には、格闘技関連の雑誌を置いたり、格闘技のポスターを貼ったり、ミュージックもそれらしいものばかりを流しています。
ご指導いただいた通り実践したところ、全国から格闘技ファンからひっきりなしに予約が入る日々が続いています。
うれしい悲鳴です(笑)。
そこで、作野さんに質問です。
作野さんはよくフォーカスしなさい!
と言います。
なので、さらにフォーカスする必要はあるのでしょうか?
自分ではなかなか見えないので、ご質問させていただきました。」
と。
 
このクライアントは、なんども言いますが、よく適切なタイミングで、適切な質問をしてきます。
だからこそ、会社員から独立起業して、ゼロからナンバーワンを作り、お客さんが絶えない状態を作れているのでしょう。
 
そして、私が答えた回答はこちらです。
「もう十分に適切なフォーカスができているので、これ以上フォーカスする必要はないでしょう。
しかし、もし、大手や強い競合が、同じようなポジションで参入してきた場合、あえてさらに絞り込む必要はあるかもしれません。
が、現在は、このフォーカスで、十分に顧客の心に刺さっています。
●●といえばA美容室(仮名)と、市場に認知されつつあります。
だから、現状はこのままでいいでしょう。
必要なのは、さらに多くの人に認知してもらうような活動です。
出版や、メディア露出などを活用し、認知度を高めてもらうようにしていきましょう。」
と。
 
よくコンサルタントなどが「フォーカスしなさい!」「絞り込みなさい!」と口を酸っぱくして言います。
このせいか、逆に「絞り込みすぎ症」を発症してしまう人がいます。
確かに絞り込みは大事です。
が、そもそも、「なぜ絞り込む必要があるのか?」と根底に立ち返る必要があります。
絞り込む理由は、「市場の心に刺さること、認知して記憶してもらうこと」が一つ目の理由。
もう一つはオペレーションレベル、つまり、その事業を適切に運用できるかどうかの理由です。
絞り込まないと市場の心に刺さりませんし、絞り込まないとやることが多くなり、資金や人材に乏しくなってしまいます。
だから、市場に刺さりつつ、無理無駄なく運用できる「最適レベル」の絞り込みが必要になってくるのです。
ここを勘違いされているコンサルタントが世の中にはとても多いのです。
 
愚者は絞り込みすぎて失敗する。
賢者ベンチャーは適切に絞り込んで成功する。
以上、参考になれば幸いです。
作野裕樹(さくのひろき)

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